2005年12月25日4

日本で写真を撮っていると、ベトナムの子供たちを思い出す。
物怖じせず、カメラの前でポーズを取ってくれる子供たち。
本当は喜ぶべきところなんだろう。
勝手なもので、進んで前に出てきてくれる子供や、
プロのモデルさんには
「撮らされている」
という感覚が消せない。
「ほかのカメラマンが撮っても、同じような笑顔を撮れるんだろうな」
「それならば、自分が撮影しなくてもよかったのか」
などと考えてしまう。
日本で、モデルを探して撮影したときのこと。
素人のモデルさんで、どうにも気が進まないところを
無理にお願いして一度だけ。
自分では、彼女の魅力を写真に残せたと思う。
でも本人は、写真をまっすぐに見られない。
とても素敵な笑顔なのに・・・・。
「ああ、この人の恋人は、もっと彼女の素敵な表情を見ているんだろうな」
などと考えると、撮影自体がばかばかしくなってくる。
ばかばかしくなっても、でもやめられない。
ベトナムでの写真も、もっと写真のうまい、プロの人が来たほうが
どれほど価値があるだろう。
なのに、俺はベトナムにいる。
おっと、愚痴になってしまった。

こうやって集まってくれた子供の中に、いい表情の子がいた。

日本でも見かけそうな、とても愛らしい笑顔。
ええい、ベトナムまで来て何を迷っているのか。

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1 Comment

  1. 好きな人の前では、女性はいい顔しちゃうんですよね。
    同じ顔、作ろうと思っても、絶対できないんだなぁ、これが。

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